マヨネーズは一般的に高脂肪、高カロリーのイメージがありますが、実は健康に良いマヨネーズも存在します。
本記事では、健康に良いマヨネーズの選び方やおススメ商品をご紹介します。
健康に良いマヨネーズ選びのポイント!
- 低脂肪・低カロリー
- トランス脂肪酸が少ない、含まれていないもの
- 添加物不使用のもの
マヨネーズの基本的なこと
マヨネーズの原料は「卵・油・お酢」です。
元々、フランスでオリーブオイルと卵黄とレモン汁でつくられた肉料理のソースです。
いまでは、卵料理、サラダ、パスタ、魚介類などにも幅広く使われています。
成分表
100gあたり | エネルギー | たんぱく質 | 脂質 | 炭水化物 | 食塩相当量 |
全卵型 | 668kcal | 1.4g | 76.0g | 3.6g | 1.9g |
卵黄型 | 668kcal | 2.5g | 74.7g | 0.6g | 2.0g |
低カロリータイプ | 262kcal | 2.9g | 28.3g | 3.3g | 3.9g |
一般的にマヨネーズの油の割合は約70~80%を占めます。
そのため、100gあたり約700kcalと高カロリーとなっていますが、糖質はとても低いです。
塩分も少ないので、適量であれば気にしなくて良さそうですね。
マヨネーズの健康成分
マヨネーズはビタミンEが豊富です。
ビタミンEは抗酸化作用をもつ脂溶性ビタミンで、体内の脂質の酸化を防いでくれます。
また主な成分は油なので、脂溶性ビタミンの吸収の助けとなります。
脂溶性ビタミンは「ビタミンA・ビタミンD・ビタミンE・ビタミンK」の4種類あり
卵、人参、モロヘイヤ、ほうれん草、アボガド、ブロッコリー、魚類などと相性が良いです。
質の良いオイルで作ったマヨネーズはそのオイルの効果も得られますね
全卵型と卵黄型の違い
全卵型は原材料名に「卵」と記載されています。
まろやかですっきりとしています。
卵黄型は原材料名に「卵黄」と記載されています。
コクがあり、濃厚な味わいが特徴です。
栄養成分でみると、卵黄型のほうがわずかながら高たんぱく低糖質であることがわかります。
マヨネーズの油
マヨネーズの油は「食用植物油脂」と表示されていることが多いです。
食用食物油脂には「大豆油・菜種油・こめ油・コーン油・パーム油・やし油・ごま油・綿実油・ひまわり油・サフラワー(紅花油)・オリーブ油」などがあります。
しかし、植物油脂と表示されているだけではどの油が使われているのかわからないのが現状です。
トランス脂肪酸
実は、植物油脂にはトランス脂肪酸が含まれています。
トランス脂肪酸は、天然の油にはあまり存在していませんが、油を加工・精製する際にできてしまいます。
厚生労働省によると、「トランス脂肪酸の過剰摂取は、心筋梗塞などの冠動脈疾患が増加する可能性が高いとされる」とあります。
健康へのリスクからトランス脂肪酸を含む食品を禁止する国も増えてきています。
世界保健機関(WHO)は生活習慣病を防ぐため、食品中のトランス脂肪酸から摂取するエネルギー量を、総摂取エネルギー量の1%(約2.2g)よりも少なくすることを目標としており
農林水産省による平成17-19年度の調べでは、日本人は0.44~0.47%で目標をクリアしています。
しかし、食生活が偏っている方はエネルギー比が1%を超えている可能性があるため、注意が必要です。
(参考)
トランス脂肪酸に関するQ&A:厚生労働省
すぐにわかるトランス脂肪酸:農林水産省
マヨネーズに使われる添加物
【調味料】
うまみを添加するために使用されます。
健康へのリスクは専門家でも意見が分かれています。
個人的にはその強い旨味で味覚が狂い、適量の味付けでは満足できなくなったり、つい食べ過ぎてしまう恐れが考えられるため、避けている添加物の一つです。
【たん白加水分解物、酵母エキス】
うまみ、コクをつけることができ、長期保存、加熱耐性が高いので使いやすい。
添加物ではなく、食品として分類されています。そのため、無添加食品にも含まれている場合があります。
【増粘剤】
食品に粘りを出したり、ゲル状にするために使用されます。
カロリーハーフのマヨネーズなどでよく使われる添加物です。
マヨネーズにはキサンタンガムがよく使われていますが、毒性は無く安全とされています。
しかし、トウモロコシから作られている場合、遺伝子組み換えの可能性も考えられるため、一部問題視されているようです。
ちなみに増粘多糖類という表示がされている場合もあります。
これは2品目以上添加された場合に表記されているもので、何が使用されているかわかりません。
危険性のある増粘剤もあるため、注意が必要です。
健康に良いマヨネーズの作り方
健康に良いマヨネーズを求めるなら手作りするのもおススメです!
今回はトランス脂肪酸0のオリーブオイルでつくるマヨネーズのレシピを紹介します。
<材料>
卵黄・・・1個
ディジョンマスタード・・・小さじ1
お酢・・・大さじ1
塩、コショウ・・・適量
オリーブオイル・・・200cc
<作り方>
ボウルに卵黄を1個入れる
ディジョンマスタード小さじ1を加え、よく混ぜる
塩コショウ、お酢を加え、よく混ぜる
オリーブオイルを少しずつゆっくり加えながら混ぜ続ける
もったりとしてきます。ボウルを逆さにしても落ちないくらい固まったら出来上がり!
<保存期間>
自家製マヨネーズは1週間以内に使いきったほうが良いです。
ディジョンマスタードは味付けの為なので、お好きなマスタードで代用できます。
お酢を加えると油と乳化しやすくなり、防腐効果もありますが、苦手な方は無くても大丈夫です。
マヨネーズの摂取方法と摂取量
マヨネーズはカロリーの高い調味料なので、使い過ぎは厳禁です。
1日大さじ1ぐらいを目安にしてください。
脂溶性ビタミンを含む食品と一緒に摂取すれば、効率よく栄養素を吸収できます。
マヨネーズはそのまま使用してもいいですし、油なので炒め物などに使っても大丈夫です。
マヨネーズのヘルシーな活用方法
マヨネーズが好きならヘルシーな油を使った商品を選ぶと良いです。
ヘルシーなオイルといえば、オリーブオイル、MCTオイル、ココナッツオイル、ピーナッツオイルなどさまざまです。
それぞれの特徴を簡単にまとめておきます。
【オリーブオイル】
オレイン酸主成分のオイル。動脈硬化の予防や生活習慣病の予防に効果的。抗酸化力が高いので健康や美容に良いとされいる。しかし、酸化しやすく、長期保存には向いていない。精製されたピュアオイルではコストは安価だが栄養素に期待できない。
【MCTオイル】
中鎖脂肪酸100%のオイル。消化・吸収がすばやく、エネルギーになりやすい為、ダイエットにも効果的。熱に弱い。無味無臭。
【ココナッツオイル】
中鎖脂肪酸60%、長鎖脂肪酸40%のオイル。ココナッツ特有の甘い香り。ココナッツオイルの中鎖脂肪酸(ラウリン酸)は強い抗菌力があり、免疫力アップに。約20℃以下で固形になるので扱いづらい。
【ピーナッツオイル】
不飽和脂肪酸が80%を占める。飽和脂肪酸1:不飽和脂肪酸4というバランスが体にとって理想的。熱に強い。ビタミンEが豊富で美容、老化防止に効果的。ナッツ特有の香ばしい香り。酸化しやすい。
【サフラワー(べに花)オイル】
高オレイン酸型のハイオレイックタイプ、高リノール酸型のハイリノールタイプがある。現在はハイオレイックタイプが主流。ハイリノールタイプはリノール酸の過剰摂取が問題視され、生活習慣病のリスクを高めるとされています。選ぶならハイオレイックタイプ。
他にもアマニオイルやえごま油など、健康に良いとされる油はありますので、自分にあったオイルを見つけてみてください。
おススメ商品
こだわり原材料、添加物不使用のマヨネーズ。
辛口とあるが、そこまで辛さを感じない。甘口もあるが、違いはマスタードの量だけです。
個人的には辛口がおススメ!
有機卵を使用した無添加マヨネーズ。
有機りんご酢と瀬戸内レモン酢の果実酢が使われています。
たまご屋さんの極上たまごをたっぷり使用。ヒナから育てました。
添加物不使用。豊かな旨みとなめらかさをお試しください。
健康に良いマヨネーズを使いましょう
一般的なマヨネーズは添加物も使ってる油も良くないです。
最近では油を見直してヘルシーなマヨネーズを提供しているメーカーもあります。
マヨネーズ好きはついついいろんな料理や食品に使いがちなので、そんな方こそヘルシーなマヨネーズ選びをおススメします。
しかし、ネットでヘルシーなマヨネーズを探しても数が少ない上に高単価なので、手作りしても良いですね!
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